さくらさく 樽見鉄道で桜旅





たまには電車でゆっくりお花見

「薬草列車」や「しし鍋列車」などでも有名なローカル 列車:樽見鉄道。根尾川を横目に走る電車の車窓からは、この時期、線路沿いに見事に咲き誇る桜と、のどかな風景が織りなす日本の春の景色が広がる。さらに続く沿線にはエリア有数の桜の名所「谷汲山華厳寺」と「淡墨桜 」があり、4月上旬からは、歴史と桜を楽しむ観光客で賑わいをみせるという。始発から終点までは約1時間。景色の移り変わりをゆっくり眺める贅沢時間もよし、観光協会おすすめの駅でぶらり途中下車をするもよし。1日かけて桜旅を満喫しよう。


観光協会お墨付き 桜旅のススメ

始点の大垣市街地の風景から様子を変えのどかな田園風景が続く頃、駅目「谷汲口駅」で途中下車。ここからコミュニティバスに乗り約分の所にあるのは、約1300年の歴史を誇る「谷汲山華厳寺」。参道沿いには、約300本のソメイヨシノが咲き乱れ、大きな桜のトンネルで参拝客を出迎える。毎年4月に開催されるさくらまつりでは、竹灯篭の点灯やイベントが催され、賑わいをみせる。「谷汲口駅」へ戻り、さらに進むこと4駅先にあるのは、山に囲まれた小さな駅、「日当(ひなた)駅」。ここでは桜と電車を一緒に撮影できるとあって、撮り鉄にも人気なスポットだ。幾度となく蛇行する根尾川をまたぐ様に走る、全長kmの長いローカル列車旅の終着駅は「樽見駅」。ここから徒歩約分の所にある国指定天然記念物「淡墨桜」は、ぜひとも訪れたい場所。継体天皇のお手植えと伝えられるエドヒガンは、なんと根の回りは約10m、推定樹齢1500年といわれる巨大樹。ピンク色に膨らんだ蕾が開花と共に白へと色を変え、散り際には淡い墨色へと様変わりする。日本五大桜、さらに三大巨桜の一つと云われるこの風情ある淡墨桜を見に、毎年多くの人が訪れるという。今年の樽見鉄道桜旅は、通常よりも増発する桜ダイヤ期間4月1日~16日がおすすめ。1日かけてぶらり途中下車をしてみては。


樽見鉄道

うすずみ温泉入浴券&1日フリー乗車券

大人2,200円1 / 小人1,300円

(大垣駅6番線ホーム / 8:00〜16:00)で販売

※ICカード型乗車券、青春18きっぷは使用不可

※車内の両替機は千円札のみ利用可

【有人駅営業時間】

大垣駅 / 8:00〜16:00 (6番線ホーム駅長事務室)

北方真桑駅 / 火曜日・金曜日 15:00〜18:00

本巣駅 / 終日 始発〜最終(駅員は終日配置)

[ 問 ]樽見鉄道株式会社 / 0581-34-8039


国指定記念物 淡墨桜

[ 住 ]本巣市根尾板所上段995

[ 問 ]本巣市観光協会 / 0581-34-3988

谷汲山華厳寺

[ 住 ]揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23

[ P ]700台(有料)

[ 問 ]揖斐川観光プラザ / 0585-55-2020

うすずみ温泉 四季彩館

お花見の最後は日帰り露天風呂でリフレッシュ。露天風呂からは桜を眺めることができるほか、浴槽を桜の形で模ったピンク色の「桜乃湯」もおすすめ。

 

時間/10:00〜20:00(受付〜19:00)

料金/12歳以上850円、3歳〜11歳450円

※共にタオルなし、タオル販売160円、

 バスタオルレンタル210円

定休日/月曜日(H29年4月3日・10日は営業)